1月 09, 2010

光害

以前は「こうがい」と読むと思っていました。実際は「ひかりがい」だそうです。
環境省では公害と区別するために「光害」を「ひかりがい」と読み方を区別しているようです。
そもそも一般の方はあまり聞きなれないと思いますが、天体観測や星空の写真を撮られる方は非常に気にされることかと思います。
長時間露出を行っていると肉眼では見れない光が徐々に移りこんでいきます。
また、天体観測の方も周りが明るければ星も見難いわけです。
個人的にはそれはそれでキレイかと思っていますが、以前よく海外の星空の写真を見てどうやったらこんなにクリアーに撮れるんだろうと思っていたことがありました。
今では、こちらなどのサイトを参考に事前に調べさせていただいています。
こちらのサイトなどを見ると如何に日本は明るい国か分かります。

濃い色ほど暗いわけですが関東地区で海と星を撮ろうと思い立ったときそんな場所が無いことに愕然。
肉眼で見て、あの辺りなら・・・と思っていた場所は全部ダメ!
唯一、伊豆の先端石廊崎辺りが一番暗く黄緑色、いつも撮影している八ヶ岳でさえ黄色なんですから、ココならと出かけました。

星を撮るときは「新月」又は月が出入りする時間を計算して現地に行きます。
もちろん、足場が悪いときは事前に下見にも行きます。
この日も、下田に宿を取り夕方に石廊崎周辺で場所を決め、夕食は寿司を食べてゆっくりと温泉に入り体も温まったところで現地入り!
夕方、見つけておいた駐車場に車を止め、深夜カメラバックを担ぎライトを頼りに展望台に上っていくと・・・・・
水平線に転々とイカ釣り漁船でしょうか煌々とライトがついています。

「光害」は野生動植物や農作物への影響も報告されているそうです。
沖縄などに行く際に、夜到着便で行くと花を育てているハウスに煌々とライトがともっています。
花の開花時期を調整するためだそうですが、そんなことが出来るのであれば人間にも良いわけがありません。
たまには、街の中から出で真っ暗い闇の中で過ごしてみては如何ですか?


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